MUKU-DATA  上:杉の白太勝ち造作 下:杉の赤デッキ材


普段、弊社の工場では杉の赤身の外壁材を製材しながら
白太部分は杉の造作材となる役物を取っている。
他には様々な材種の造作材を中心に細かなものに対応させていただいている。

最近、杉の造作材に関して、
・赤身勝ちで
・なるべく白でまとめて
・この部分は柾目で
・節は少なめで
というように少し踏み込んだ注文がチラホラと見受けられるようになってきた。
適材適所、木の特性を理解されているのだろう。
良い事だと思う(弊社自体は難しくなるのだが・・
元来、どこの部材に使うかで製材所自体が使う場所に応じての適材適所の
木取りをしている事が多いかと思う。
だから、弊社のような造作材の割合の多い小さな製材工場は
建築の事、そこで使われる部材の事をある程度は理解していないと
製材して部材を作ることはできない)

昔は刻み前の大工が木の癖を見ながら適所に材を向けて墨付けしていた。
細かな材の指定をすることは
木の事を知っているのだろうし、それが完成したイメージが明確にあるだろう。

なるべくお応えできるように丸太から半製品に製材して
天然乾燥をしながら備えている。